プロミスでの借り入れを検討する人にとって大きな関心事のひとつに、審査基準があります。
借り入れを申し込んでも審査に通らなくては、お金を借りることができません。
ここではプロミスでお金を借りる際に行われる審査の基準について、徹底的に調べた内容をまとめています。
プロミスの特徴を教えて!
消費者金融大手として知られるプロミスは、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が運営する貸金業のサービスブランド名です。
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社はその名の通り三井住友フィナンシャルグループの完全子会社で、元々はプロミスを旧社名にしていました。
プロミスといえば低金利が魅力のカードローンとして有名ですが、まずはプロミスの主力商品であるフリーキャッシングを例に挙げ、主な特徴を見てみましょう。
- 借り入れの実質年率は4.5%から17.8%
- 利用限度額は500万円まで
- 担保、保証人不要のフリーキャッシング
- 初めての利用は30日間無利息サービス
- 最短30分の審査
- 即日借り入れ可能
- 返済方式は残高スライド元利定額返済方式
- 対象は20歳以上、69歳以下で安定収入がある方
注目はやはり、最高でも17.8%という年利です。
平成19年に施行された改正資金業規制法により、10万円以上100万円未満の元金に対する年利上限は18%と定められました。
プロミスのフリーキャッシングにおける最高金利は、この法定金利よりも0.2%低くなっています。
0.2%という数字だけ見ると大して低くないと感じるかもしれませんが、元金が大きくなるほど、また返済期間が長くなるほどその差は如実に表れてきます。
フリーキャッシングにおける個人向け融資の資金使途は生計費に限られますがプロミスのフリーキャッシングは個人事業主向けの融資も行っており、この場合は生計費のほか事業費としても使うことができます。
なお主婦や学生でも、パートやアルバイトなどで安定した収入がある場合は申し込むことができます。
カードローンの審査って何?
銀行や消費者金融業者などの貸金業者が貸し付けを行う際には、ほぼ例外なく審査が行われます。
審査とは借り入れの申し込みを行った人に対して貸金業者が行う信用調査です。
貸金業は貸し付けたお金に利息を付けて回収することにより利益を生む業態なので、お金を貸した相手から回収できる見込みがあるかを慎重に見極めることは必要不可欠なプロセスといっていいでしょう。
審査の基準には様々なものがありますが、業者によっても異なるその詳細は公にはされていないのが実状です。
そもそも審査の基準を知っていようがいまいが、そのこと自体は本来合否に直接の影響を及ぼすものではありません。
しかし借り入れの申し込みにあたって、心構えの面などで知っているとプラスになることがあるのも事実です。
今回は審査の基準や重要とされるポイントについて、可能な限り調査した結果をご紹介します。
なおこれはあくまで独自の調査によるもので、プロミスの実際の審査内容と必ずしも一致するものではありません。
もうひとつ念のために記載しておきますが担保や保証人が不要なケースでも審査は必ず行われます。
担保不要や保証人不要イコール審査不要ではないということです。
審査なしで融資可能などと謳っているところも例外的に存在しますが、端的にいってマトモな貸金業者ではありません。
法外な利息での貸し付けや横暴な取り立てに遭う危険も否定できないため、そういった業者は避けた方が無難です。
審査にはどのくらいの確率で通るの?
ここで気になる数字をひとつご紹介しましょう。
実際にどのくらいの人が審査に通っているのかというものです。
借り入れの申し込み件数のうち、審査に通って実際に貸し付けが行われた件数の割合を審査通過率や新規貸付率、成約率などといいます。
一般的にこの審査透過率は銀行系カードローンで10%から20%、大手消費者金融系カードローンで40%から50%前後といわれています。
プロミスでも月次データとしてこの数字を公表しており、2018年3月期のデータではおよそ44%から47%前後で推移しています。
これは大手消費者金融系では平均的な数字ですが、よりブラックな多重債務者なども含まれていることを考えると一般的な透過率は概ね半数程度と考えて問題ありません。
この割合を高いとみるか低いとみるかは人によっても変わってくるでしょう。
ただ銀行系カードローンは審査が比較的厳しいため、消費者金融での借り入れを検討する人が多くなっていることは事実です。
審査されるのはズバリ、信用情報!
では審査のポイントを説明していきましょう。
審査でチェックされるのは、主に信用情報と呼ばれるものです。
これはクレジットやカードローン等の申し込みまたは契約に関する情報のことで、個人の属性情報のほか、各種ローンなどの申込および契約内容、そして借り入れや返済に関する履歴情報などが含まれます。
プロミスではこの信用情報に含まれる様々な項目の属性を数値化して合計を算出し、与信可否を判断する材料のひとつとして利用しています。
このスコアリングシステムはクレジットカードの審査で用いられるクレジットスコアリングと同様に、常に一定の水準で迅速かつ公正な審査を行うための仕組みです。
なお信用情報は全国銀行個人信用情報センター(KSC)や株式会社日本信用情報機構(JICC)、CREDIT INFORMATION CENTER(CIC)といった信用情報機関のデータベースに登録され、各金融会社の間で共有されています。
銀行や消費者金融が審査の際に信用情報を参照することで、他社借入の状況などを把握しているわけです。
この情報共有は貸し倒れなどによるリスク回避の手段のひとつで、個人情報保護法第23条の例外としても許容されています。
そのため他社借入の状況を隠して他からお金を借り入れるなどの行為はできないようになっています。
プロミスが加盟している信用情報機関はJICCとCICのふたつです。
では加盟していないKSCにしか無いデータは知られることがないのか?実はそうではありません。
各信用情報機関同士で情報を共有するためのCRINやFINEといったシステムが存在するためです。
こうしたシステムによってお金を貸す側と借りる側双方のリスクが抑えられ、業界の秩序が保たれているといってもいいでしょう。
信用情報の中でも特に重要視される、5つのポイントとは?
プロミスの審査において、特に重要な基準とされるポイントには次の5点が挙げられます。
- 収入が安定しているか?
- 他社借入件数および金額はどのくらいか?
- 同時に複数の借り入れを申し込んでいないか?
- 金融事故の経歴はないか?
- 申告内容に虚偽はないか?
基本的にこれらはプロミス以外の消費者金融やカードローンの審査において必ずといっていいほどチェックされる部分です。
後述する個人の属性情報についても同様に審査の対象となりますが、収入の安定性および借り入れに関する履歴情報は、より重要視されます。
ひとつずつ説明していきましょう。
収入が安定しているか?
カードローンの審査における最重要項目といっていいポイントです。
これは言い換えれば将来的に返済を遅滞なく行う能力があるかということで、現在の年収や将来的にその収入を継続して得られる見込みがあるかなどが審査されます。
プロミスの審査においては1つの職場から2ヵ月以上継続して給料を受け取っていることがこの部分での目安となります。
この2ヵ月というのはあくまでも最低線ですが、職歴の浅い人でも審査に合格する可能性はあることはいえるでしょう。
他社借入件数および金額はどのくらいか?
申し込み時点で他社からの借り入れがどれくらいあるかという点も審査で確認されます。
借り入れ件数が多ければ多いほど、また金額が大きければ大きいほど将来返済に窮する恐れがあると判断されるため、審査では不利になります。
件数でいうとセーフティなのは2社までで3社になると厳しくなり、4社以上ある場合には不合格となる確率が格段に高まります。
ただし複数他社からの借り入れを一本化する目的のいわゆるおまとめローンの場合はこの限りではありません。
3社あるいは4社の場合はおまとめローンの利用を検討するのがおすすめです。
しかしこの場合も、5社以上になるとほぼ絶望的といっていいでしょう。なお他社借入とは、消費者金融からの借り入れとクレジットカードのキャッシング枠を主に指します。
銀行カードローンや住宅ローン、自動車ローンなどは含まれません。
また貸金業法においては、個人の借入総額を年収の3分の1までに制限する総量規制という制限が設けられています。
他社の借り入れ総額、または今回借り入れを行った場合の総額がこの制限を超える場合は審査に通りません。
同時に複数の借り入れを申し込んでいないか?
審査に通らない可能性を考慮して、同時に複数他社への申し込みを行ういわゆる多重申し込みを行う人がいますが、これはおすすめできません。
前項の他社借入件数やこの多重申し込み状況などは、先述した信用情報機関のデータベースに登録されています。
重要なのは登録される信用情報が実際に借り入れを行った際の情報だけではないという点です。
借り入れの申し込みを受けた貸金業者は必ず信用情報機関への照会を行いますが、この照会を行ったという情報も登録されるのです。
つまり申し込みを行った時点でその情報は他社も照会することができるようになるわけです。
多重申し込みは金策に走り回っている印象も与えるため審査に不利な要素となり、場合によっては申し込みブラックとみなされることもあります。
また厳密な意味での同時ではなく短期間に複数の申し込みを頻繁に行っている場合も同様です。
これは一般的な目安ですが、1ヵ月以内に3社以上の申し込みを行っている場合には審査が厳しくなる傾向にあります。
確実に審査に通るためには、短期間内に複数の申し込みを行うことは避けたほうがよいでしょう。
金融事故の経歴はないか?
これも審査では必ず確認される信用情報のポイントです。
金融事故の経歴があると審査にはまず通りません。金融事故とは金銭貸借にまつわるトラブルのことで、主に次のようなものを指します。
- 自己破産
- 個人再生
- 返済の遅延、延滞
- 強制解約
- 代位弁済
自己破産や個人再生などの債務整理は金融事故の例としてよく知られていますが、返済の遅延や延滞も場合によって金融事故にあたるという点には注意が必要です。
プロミスの審査では3ヵ月以上の延滞で金融事故扱いとなる恐れがあります。
こうした経歴を持つ人はブラックリストに載ってしまうため、他の金融機関の審査でもまず通らなくなります。
数日の延滞を1度起こしただけですぐにブラックリストに載ることはありませんが、頻繁に繰り返しているとやがてはブラックリスト入りとなります。
延滞は短期間のものでも十分に気を付けなければなりません。
申告内容に虚偽はないか?
申し込み時、利用者が申告する内容に虚偽がないかも厳しくチェックされるため、すべてにおいて正直に申告しなければなりません。
プロミスでは信用情報機関のデータベースや独自の情報網を使って申告内容の真偽を確認できるため、虚偽の申告は必ずバレます。
信用情報の履歴や後述する属性情報など、申告する内容によっては負い目を感じることもあるかもしれません。
ここで紹介したような各審査基準のポイントを知ったが故にその気持ちが強くなることもあるでしょう。
しかし金銭の貸借は、お互いの信頼関係のうえに成り立つ行為です。
虚偽申告は決して行ってはいけません。どんなに些細なウソであったとしても、それはブラックとみなされても仕方のない行為です。
属性情報のチェックポイントはここ!
ここまで信用情報の審査について特に重要視されるポイントを見てきました。
この他にスコアリングシステムに入力されるデータとして、属性情報があります。
属性情報は年齢や家族構成、勤務先などの個人データのことで、審査を行う上で必要になる基本的な情報です。
プロミスの審査においてチェックされる主な属性情報は次の通りです。
- 年齢
- 家族構成
- 契約している電話の種類
- 居住形態
- 居住年数
- 雇用形態
- 職業、勤務先
- 勤続年数
- 年収
- 健康保険証の種類
基本的にこれらの属性情報はそう簡単に変更できるものではありません。
そのためどのようにスコアリングされるかを知ったところで審査に影響はありませんが、ここでは参考知識としてひとつずつご説明しましょう。
年齢
プロミスのフリーキャッシングの場合、申し込み条件の中に年齢が20歳以上かつ69歳以下という条件があることはすでに述べたとおりです。
ただしこの範囲内であれば誰でも同じスコアというわけではありません。
社会人となって日が浅い20歳から25歳の年代は退職のリスクもあるためやや評価が低く、収入が安定してくる25歳から35歳くらいまでの年代でもっとも高評価となります。
30代後半から50代の間は家庭を持つようになり退職のリスクが下がることから中程度の評価、その後60歳前後からは退職時期が近づくこともあってスコアもやや下降傾向となります。
後述する職業や雇用形態にもよりますが、最近では定年を待たずに早期退職をするケースも増えてきているため、このラインの上限が下げられることも考えられます。
家族構成
この要素においてもっとも高いスコアとなるのは、独身で実家暮らしのいわゆる独身貴族です。
理由は生活費のうち衣食住に割く金額が少なく自由に使えるお金が多いことから、返済能力が高いとみなさるためです。
ただし独身でも一人暮らしの場合は生活費が高くなるため、逆に不利とされます。
もちろん実際には実家暮らしであっても金遣いが荒かったり収入そのものが少なかったりというケースもあるため、一概にはいえません。
他の項目にもいえることですが、各要素のスコアはあくまで判断基準のひとつに過ぎず、最終的な合否はすべての審査基準を踏まえたうえで総合的に判断されることを念頭に置いておきましょう。
契約している電話の種類
申込者が契約している電話の種類をスコアの高い順に並べると次のようになります。
- 固定電話と携帯電話の両方
- 固定電話のみ
- 携帯電話のみ
- 契約なし
固定電話の番号からは、契約者の氏名や住所を特定することができます。
つまり固定電話を契約しているということは、住居を持ちそこに住んでいることの裏付けになるのです。
債権者は万一の際債務者に連絡が取れなくなることを恐れるので、住居を持ち固定電話番号がわかっている連絡を取れる見込みが高いと判断され高評価となるわけです。
最近では固定電話を持たずに携帯電話のみを契約している人も増えてきていますが、携帯電話のみの契約でもそれほど気にする必要はありません。
電話を契約していない場合は、確実に連絡の取れる連絡先を伝えておく必要があります。
居住形態
住んでいる住宅のタイプですが、これもスコアの高い順に並べてみましょう。
- 持ち家
- 官舎、社宅
- 賃貸住宅
- 公営住宅
- 住み込み
- 住所不定
持ち家である場合は最も評価が高くなります。
これは一戸建てやマンション、新築や中古などの物件の種類に関係ありませんが、住宅ローンで月々返済している額は少ないほうがより有利とされています。
持ち家がもっとも評価が高くなる理由の一つには、夜逃げの可能性が低いことも挙げられます。
カードローンの場合は自宅を担保にするわけではありませんが、持ち家を捨ててまで逃げる人は少ないだろうという推測が立つことはわかります。
官舎や社宅に住んでいる場合も高評価です。
これは公務員もしくは社宅を持てるだけの企業に勤めているという証明になるためです。
公営住宅の場合は評価が低くなります。公営住宅は地方自治体などが比較的所得の低い人向けに貸し出している住宅で、統計上からも貸し倒れになるリスクが高いとみなされることが原因です。
住み込みの場合も夜逃げの確率が高くなることから低くなります。
住所不定は論外で、審査にはまず通らないとみて間違いありません。
居住年数
ひとつの居住地における居住年数が長いほど高スコアとなり、短いスパンで転居を繰り返している場合にはスコアが低くなります。
頻繁に居住地を変えるというのは一般的にはそうあることではなく、何か事情があるとみなされるためです。
居住年数が1年未満の場合は審査にはマイナスとなり、3年から5年で中から高評価、10年以上になると地に足を付けた生活をしている印象を与え、さらに高評価になります。
こうした基準から引っ越し直後などは審査にかなり不利となるため、借り入れを検討している人でもし引っ越しの予定がある場合は、タイミングを考えたほうがいいでしょう。
雇用形態
一般的な雇用形態の分類をスコアの高い順に並べると、次のようになります。
- 正社員
- 契約社員
- 派遣社員
- パートタイマー、アルバイト
これらの雇用形態は、雇用期間が定められているか否かで2種類に大別されます。
正社員は期間の定めのない労働契約で企業に雇われてフルタイムで労働する正規雇用の対象者を指し、この項目でもっとも高く評価される雇用形態になります。
これに対し契約社員や派遣社員、パートタイマーやアルバイトなどの形態は期間の定めのある有期労働契約で、非正規雇用と呼ばれます。パートタイマーとアルバイトに明確な区別はなく、どちらもより短時間で限定的な仕事に従事するケースが多いのが特徴です。
非正規雇用の場合は正規雇用と比べて給与が少ない、雇用が不安定などのデメリットがあります。
またキャリア形成の仕組みが十分でないことから将来的に昇給の見込みも少ないケースが多く、審査での評価は低くなります。
職業、勤務先
公務員や大企業に勤める会社員は、安定した収入が得られることから高評価です。
不況の現代ではこうした職業でさえかつてほど盤石ではなく、決して生涯安泰とはいえません。
とはいえ一般的な会社員に比べるとまだ安定しているのも事実で、プロミスの審査でも高い評価を受けます。
逆に不利とされるのは自営業、フリーランスなどの職業で、次のような職業も審査には不利とされています。
- タクシー運転手
- 投資家
- 水商売
- 土木、建築業の作業員
- 芸能人
- スポーツ選手
- 作家、漫画家など
基本的に不況の影響を受けやすく収入が不安定になりがちな職業が審査では低評価となります。
またプロミスが把握している暴力団関連や詐欺などの犯罪を働く組織など一部の反社会的な企業に所属している場合も、スコアリングシステムに反映されてきます。
勤続年数
会社員の場合、勤続年数が長ければ長いほど審査には有利に働きます。
勤続年数の長さは安定した収入を継続できることの何よりの保証になるためです。
勤続年数が長いほど職場での立場も安定し、仕事を辞める確率も低くなる傾向にあります。
最低でも1年、できれば3年以上が好ましいとされています。もちろん長ければ長いに越したことはありません。
転職を頻繁に繰り返している場合などは必然的に勤続年数も短くなるため、このポイントでの評価はマイナスとなります。
転職後すぐにカードローンの申し込みをした場合はこの部分の評価は低くなることを覚えておきましょう。
年収
当然のことながら、年収は高ければ高いほど有利になります。
ただし、プロミスの審査において年収は先述した収入の安定性ほどは重視されません。
年収が少ないからといって審査に落ちるわけではなく、いくら以上でなければならないという最低額の設定もないのです。
大切なのは安定した収入を継続して得ることができているか、という点です。そもそも借り入れを申し込む理由は、お金を必要としているからに他なりません。
年収が少ないために審査に落とされるというのは矛盾しています。
収入と借入額のバランスが取れていて、現実的な返済計画を立てられること、そしてそれを実行できるという目算が立つ相手であれば、審査に通る可能性は十分にあります。
健康保険証の種類
職業とも関連してくる健康保険証の種類も、審査に影響するポイントです。
評価の高い順に並べると次のようになります。
- 共済組合
- 組合管掌健康保険
- 全国健康保険協会
- 国民健康保険:自営業者、職業についていない人とその家族
共済組合は公務員や私立学校の教職員が加入する保険で、最も評価が高くなります。
次に組合健保と呼ばれる組合管掌健康保険、協会けんぽと呼ばれる全国健康保険協会の順となり、自営業の方や職に就いていない人が加入する国民健康保険は評価が一般的に低いとされています。
カードローンのスコアリングシステムによる評価は、世間一般の評価でもある?
ここまで属性情報に関する審査ポイントを見てきましたが、細かいところでずいぶん評価が変わってくることがわかると思います。
カードローンの審査ポイントのひとつである属性情報ですが、プロミス以外の消費者金融でもおよそ似たような審査が行われています。
さらに言うなら、これはカードローンの審査に限った話ではありません。
この現代社会において、ここまで述べてきたような属性に対する評価はいわゆる世間一般の評価とみることもできます。
お金を貸しても問題ない相手かというのは言い換えると信用に足る相手かということで、社会人としての常識やそれまで歩んできた人生の経歴、姿勢を問われているのです。
もちろん属性はあくまで一面であって、人の本質すべてを表すわけではありません。
しかし世の中ではその一面の情報だけで諸々を判断される場面が往々にしてあります。
特に長く付き合いのあるわけでもない相手を短い時間で知るためには、その一面の情報が重い意味を持ってくるのです。
在籍確認が取れない場合も審査にはマイナス
審査でもうひとつ重要なポイントとして、在籍確認が挙げられます。
在籍確認とは、申込者が勤務先に在籍しているかを確認するために行う電話連絡です。
主に申し込み時の内容に虚偽がないことを確認する目的で行われ、ひいては収入の安定性の裏付けにもなるものです。
申告した勤務先の情報に偽りがあるなどで在籍確認が取れなかった場合には、当然審査結果は厳しいものになります。
お金を借りることに対して後ろめたい気持ちを持ったり、会社にそれを知られたくないと考えたりすることはある意味では自然な感情です。
そのため在籍確認にはいい印象を持たないかもしれません。
しかし在籍確認はクレジットカードを作る際にも行われることなので、何も憶することはありません。
プロミスからの電話は会社名を出さずに個人名で申込者個人宛ての私用電話を装って電話がかかってくるため、会社に目的を悟られる心配もそれほどありません。
どうしてもという場合には代替案を提示してくれることもあるので、事前に相談してみるといいでしょう。
審査状況の確認はできる?
スピード審査で場合によっては即日融資も可能であることが売りのひとつであるプロミスですが、最短で審査結果が出るケースは限られます。
借り入れを申し込んでから審査の結果が知らされるまでの時間は最短で30分ですが、長い場合だと翌日以降まで待たなければなりません。
結果を待っている間は審査の進捗が気になるもので、どのような状況になっているのか問い合わせてみたくもなるでしょう。
しかし基本的にこのような状況確認の問い合わせには応じてもらえず、ただ待つしかないのが現状です。
審査に時間がかかるケースの主な原因には、次のようなものが挙げられます。
- 申し込みが立て込んでいる
- 営業終了時間間際に申し込みをしたため、日をまたいでの審査となっている
審査の回答時間帯は9時から21時までとなっているため、即日融資を希望する場合はできるだけ早い時間帯に申し込みをするほうがいいでしょう。
遅くとも20時までには申し込みを終えないと即日融資の可能性はなくなります。ちなみにこの時間帯は、信用情報機関に問い合わせができる時間帯でもあります。
連絡に気付いていないケースに注意!
この他に、連絡がきているけれども自分が気付いていないという可能性もあります。
プロミスからの審査結果連絡は、電話もしくはメールで行われます。
いずれにしても連絡を確実に受けられる状態にしておかなくてはいけません。
着信を見逃すというのはあまりないと思いますが、電話やメールの着信拒否設定を知らないうちに行っていたケースもあります。
迷惑メールの対策としてメールアドレスのドメイン指定受信を設定していたがために、プロミスからのメールをはじいていたというのはよくあるケースです。
申し込みをする際には念のために電話の着信とメールの受信設定を見直しておきましょう。
心配な人は、まずシミュレーションをしてみよう
ここまで審査のポイントを説明してきましたが、実際に借り入れを申し込むのはちょっと抵抗があるという人もいるかもしれません。
プロミスのウェブサイトでは借り入れ可否を簡単に診断できる借り入れシミュレーションや、月々の返済金額を算出できる返済シミュレーションが利用できるので、まずは気軽に試してみましょう。
Youtubeの公式チャンネルやLINEでのチャットサービスなど幅広いサービスも提供されているため、不明に感じる点があればチェックしてみるといいでしょう。
もちろん電話や問い合わせフォームからの相談も随時受付されています。
まとめ
およそ2人に1人が合格するプロミスの審査では、他社借り入れの履歴や個人属性などの信用情報がチェックされます。
審査に用いられるスコアリングシステムは常に公正な判定ができる、優れた仕組みです。
シビアに感じる面もあるかもしれませんが、普通に生活していれば必要以上に臆することはありません。まずは公式サイトをチェックして、情報収集からはじめてみましょう。